愛車のRL3 FLATで通勤や街中を走行する際に、巡航速度が25km/h前後から中々伸びません。
久しぶりに自転車に乗り出してまだ1か月なので、貧脚が一番の原因なのですが…
貧脚は一日にして解決しませんが、今回はすぐに出来るハンドル調整をしてみました。
ハンドル一を下げることで自然と前傾姿勢になり、空気抵抗が減るのではないかという目論見です。
空気抵抗の壁
速度を上げる際に一番の敵は空気抵抗です。この空気抵抗を攻略する事で速度アップは得られます。
また、速度を上げれば上げるほど空気抵抗は大きくなっていきます。
自転車の場合1番大きい空気抵抗は人間の体で、前傾姿勢になる事で面積を減らし空気抵抗を減らせると考えます。
そんな空気抵抗を減らす為に、以前はステムのスペーサーで30mm*ハンドル位置を程下げました。
※アンカーのスペーサーは5mmが2枚、10mmが2枚の計4枚,30mmが装備されています。
目次 1 スポーツバイクデビュー2 自転車は車道通行!?3 お尻が痛い!3.1 サドルカバー3.2 パッド付インナー3.…
効果は何となく感じられ、交通量の少ない道では巡航速度が25km弱まで出るようになりました。
ただこの調整では空気抵抗の低減より、ペダルに体重が乗せやすくなった感じの方が大きかったです。
実際は空気抵抗よりもペダリングに良い影響が出たのかもしれません。
ステムの逆付け
今回は更なる前傾姿勢を狙ってステムの逆付けをしました。
ステムには角度が付いており、元々は上向きになるように付けられています。逆付けする事で、上向きが下向きに変わりその分ハンドルの位置が下がります。
私のRL3 FLATですが、変化を数値でお伝えするのが難しいので、画像で視覚的に比較してみてください。
ただ、比較用の画像を取り忘れてしまったので、向きが逆だったり(反転画像で対処)、撮る角度が違ったりと不具合だらけですが…
まずはステムが上向きバージョンから
次にステムを逆付けバージョン
ざっくり見て頂きたいのが、ステムの角度が明らかに上向きから平行くらいになっていると思います。
実際に乗ってみると結構な前傾姿勢になるので、結果として大満足です。
下がる量はステムの角度と長さによって変わるので、体型、柔軟性などに合わせてステムを交換することでポジション調整も可能となります。
ステムによってはさらにハンドルをさらに遠く下げる事ができるので、より深い前傾姿勢が可能になります。
ただ、急に大幅な変更をしたり、極端にやりすぎると人によっては体の負担ばかりが増えてしまい、ポジションも崩れてしまって逆効果になる可能性もありますので、十分気を付けてください。
調整後のポジション
前傾姿勢になると自ずと前体重となり、中長距離の走行だと腕や手に体重が乗ってかなり負担が掛かりそうです。
なので、意識的に前体重にならないようにハンドル、サドル、ペダルでの体重分配を心掛けて乗ります。
そうする事で、以前よりもペダルに体重が乗せられる感覚に私はなりました。
シートの前後調整
また私の場合、ハンドル位置を変えると全体的にポジションが前方へ移動したので、合せてサドル位置を前方向へ調整しました。
前後調整のやり方は、走行時の姿勢を取り、ひざから5円玉を通した糸を垂らしてペダル軸の中心になるようにします。
私の場合はサドルを少し前へ調整しました。
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効果
今回のステム逆付けで当初の目論見であった巡行速度アップですが、平地で30km/hを超える時も増え平均巡行速度は28km/H前後になりました。
効果はかなり出たと思います。
しかし気を抜くと前体重になってしまうときがあるので、慣れるまで楽しみながらサイクリングしていきたいと思います。
あと、前傾になった分、前を見るのに首を上げるのですが、最初はかなり疲労が溜まるので、こちらも慣らしが必要ですね。
まとめ
今回はステムの逆付けをして前傾姿勢になる事が出来ました。今までよりも速い巡行速度を手に入れましたが、副作用として手や腕、首への負担も増えました。
別にレースをやるつもりは一切ないので、今後も負担が減らない場合は改めてポジションの見直しをしたいと思います。
何といっても今回の改造も見直しも0円で出来ますので気軽に出来るのがいいですね。
とりあえずは目標である街中快速仕様に一歩近づいたと思えます。